2011年6月アーカイブ

青空に誘われて

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6月21日に梅雨入りしたが初夏の青空に誘われて干潮の海岸を素足で歩けば、冷たさも途中で消え残るは砂をつかむサクサク音と潮の臭いが柔らかく全身を包んでくれる心地よさ。身近にある当たり前の風景の中で暮らせる日々こそ最高の贅沢である。

遠く北海道の恵山岬が目の前に有りながらも、ここ数年は津軽海峡を渡る機会もなく過ごしてきたが、盛夏になったら函館駅で美味い牛乳を飲み、朝市で海鮮料理そして湯の川温泉でゆっくりとした時を感じていたいものだ。家族全員ならなお嬉しいのだが。

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雲の流れる様子を居間や砂浜に寝転んで見上げるのも楽しみの一つだが、建造物や樹木などの隙間から刻々と変化する様も好し。ハマナスとハーモニー橋を介して見上げた初夏の空に高さを感じながら、前向きに努力する人生の高さを重ねて流れる雲を追いかけていた。

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所用の帰り十和田市にある手作り村で見頃のルピナスが人々に笑顔と話に華を咲かせていた。

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風の便り

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春から初夏への香り・色・音・雲・雨・・・・・・・・・・・・・を引き連れた風が肌寒い早朝の津軽海峡を静かに吹いています。

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新たな風に後押しされながらの日々ですが、早いもので上半期も残り少なくなりましたので下半期の営業予定日をお知らせ致します。

●7月の営業日は7月2・3・9・10・16・17・18・23・24の土曜日及び日曜日と祝日です。

●再開は「9月3日」からスタート致しますので変わらぬご愛顧の程よろしくお願いします。尚、8月は秋物商品作り等のため休業させて頂きますが、お立ち寄りは大歓迎です。

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仰向けに寝転んで澄んだ初夏の空を雲が流れる様を見るのが楽しみな季節になりました。夏を愛する人は心・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

国際森林年

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国連が定めた国際森林年の国内テーマの設定に当り、林業に関わる者だけでなく国民全体と森林との絆を取り戻すため、国民目線で森林との関わりや森と親しむことを提案する具体的なメッセージの必要性などの議論が国内委員会で行われた上で「森を歩く」とし、サブテーマとして「未来に向かって日本の森を活かそう」・「森林・林業再生元年」とされた経緯がある。

福沢諭吉が明治4年に書かれた学問のすすめには、士農工商の身分制度が廃され新たな政府による新しい(好ましいと期待される)統治が始まったことが強く反映されている。天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり・・・・・・・・・・。利益・豊かさ・質への飽くなき追求を続けた人間社会が自らの手で地球温暖化などの環境異変・隣人や地域社会での絆の希薄化など本来あるべく心まで傷つけ閉ざした危機的社会背景が、何故か上段の学問のすすめと重複しているようで気になる。この状況下で「森を歩くのススメ」は森林に対する理解の入口までの誘導となり未来への架け橋となることを期待したいものだ。

身近には森林の大切さを説く人・森林の恩恵を受けている人・木材商品の研究・開発に優れた人・木材を通して絆を取り戻そうとしている人・日々現場で汗を流し作業をする人々が生きることに欠かせない森への想いを持ちそして描き続けている。こんな人々の熱い想いのメッセージが伝わる環境づくりが必要なのではと思う。

今年は国有林モニターに東北森林管理局フォレストボランティア員として森を歩くことになり、先般は下北森林管理署が所管する国有林で育樹祭が催され、地元の小学生とともにスギの枝打ち作業を通して森林の重要性に対する認識を高めた。

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先般、特定非営利活動法人 青森県樹木医会が募集した「巨樹・古木ガイド養成研修会」に参加して、樹種の特性・病害虫・樹木の樹勢診断及びガイドの心構えについて研修を受けたが、樹木の根本的な知識と専門用語の理解など時間と現場での観察力や経験そして何より取組む姿勢が問われた研修会であったが、過去に体験したことのない分野ゆえに新鮮さもあり活かしようのある学びができた。

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大畑町薬研にある国設野営場の近くにある幹周(780cm)・種高(27m)のクリ(通称おぐり)は、何を語り続けてくれるだろうか。

 

 

山歩き

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津軽海峡の波の音で目覚める時刻は日の出前、流れる雲の下ではウニ漁・カモメが飛び交う何時もの光景を見ながら机に向かえば窓越しには色濃い緑、そして一杯のコーヒーが乾いた喉を潤す。

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365日、空も津軽海峡も気象条件等により色・香り・形を変幻自在に変えて人生に刺激を与え続けてくれるが、自分の足で歩くことの出来ない世界。その点、山は自らの足で自由に散策もでき無心の時の偶然の出合や身心の健康増進に好影響を与えてくれる。趣味の延長に歴史の山・名水・滝・百名山等を訪れるも好し、何よりも植物が周囲のバクテリアを殺してくれるフィトンチッド作用により、精神の安定・疲れた脳を回復・松林で鼻呼吸することでの免疫力の強化など生命力の維持に欠かせないものを身近に感じさせてくれる場であり、今日も歩いています。行動範囲が同じなのか今日は笹やぶでカモシカと会い語りかけるように挨拶です。

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笹やぶから沢沿いに抜けると山フキの群生に出会う。味・香り・歯ごたえのある山フキは茎の根元から切ると穴から水が流れ出す音に新鮮さを感じるからこそ採取後の重さも気にならない。湿り気のない道端などにある茎の赤いフキを、もちフキといい茹でるとべたべたとなるので見るだけ。

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ラン科の常緑多年草のエビネとの出合いで一時の休憩。

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朝日と夕日が同居した美しい光景が見られるノルウェーのロフォーテン諸島での歩きは夢かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

自然色

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人生色々には1億2千万、いや65億通りがあるように、自然界における色は無限に存在しその時々の感性で識別し異空間に引き込まれるような錯覚に身震いする時がある。そして今なお自然界の色に拘り表現・欲望・美への追求などが未だに続いている現実。

出合った時のときめきと癒しに魅了され、求めて歩けば隠れ無心で歩いている時々に美しさの光を放ち、そして語りかけてくれることが心にいつまで残り続ける。

透明度が高い夜明け前に閉ざされた闇夜のドアを開け、溢れんばかりの生命力を感じさせた1分間の自然色の変化に見惚れて一日の始まりです。

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色付いた初夏の風が蝉とウグイスの合唱を巻き込みながら静かに津軽海峡に流れていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れられた桜ロード

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昭和34年10月3日に開通した木野部峠の新県道(現在は国道279号)は、挫折した大間鉄道に変わり下北北通り地域の経済・流通・文化・人材交流等に大きく貢献することになる。自身が小学生の頃の記憶を遡れば通称名は新道で仲間との合言葉は見たいそして歩きたいが口癖だったことを思い出す。時の流れの中で道路沿いにサクラが植栽され、付近一帯の山には山サクラが程よく点在し、まさに心身ともに癒された故郷の風景遺産があったが、平成8年度から(延長4,1km)始まった二枚橋バイパス工事により急カーブの一部は解消され物流や交通安全対策には効果があったものの、地域資源のサクラロードの風景が忘れ去られようとしている。

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むつ市川代からむつ市大畑町湯坂下までの8kmに1,370本のソメイヨシノが植栽された桜ロードは観光産業に大きく貢献している。

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二枚橋バイパスへの植栽は、検討も計画もされていないようだが机上の物差しではなく、暮らす人間の視点に立ち広く住民の意見を聞きながら、津軽海峡と赤岩に四季の彩りがデザインされた癒しの空間と生命力を感じさせる原風景を復活させてほしいものだ。

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木野部峠には未だ解消されていない急カーブがあり歩行にも神経を使い支障をきたしているし、東日本大震災の教訓を生かしたなら北通りの生命線を最優先した計画変更が必要なのでは。

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林業振興の目的で開設される林道網と二枚橋バイパスとの接続に関しても、地域の実情を踏まえた整備計画の再検討をし前進させてほしいものだ。

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地域内の国道沿いには一ヶ月遅れの端午の節句に咲くサクラもあるが、維持管理されずに泣き叫んでいる場所もありボランティアを待ち望んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

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