2014年4月アーカイブ

昭和30~40年代の磯場を知る者達にとっては、変わる水辺環境に一抹の不安と寂しさを感じている中で、豊かさを追求した負の遺産は大量の土砂と農薬、そして生活雑排水などが最後の受け皿となる海に流入することで海中の透明度が落ち、加えて砂の移動流入で藻場が消え磯焼けの現実を突きつけられている。

水辺に寄り付かない、いや寄り付けなくなった水辺の魚・鳥・貝類・甲殻類などが、棲みづらくなった環境にどんなメッセージを伝えようとしているのだろうか。

水辺の変化を感じながら、浜に下がっての砂遊び・水切り・海中散歩などなど・・・・・・・そして何よりも海で泳げない、どんな生き物が住みついているのか見ることも手で触ることもないから、自然に自然から学ぶ機会さえ失いつつある面々、カニの足に挟まれて痛さを感じるのも初体験かも、こんな状況のなかで津軽海峡の磯場で新たな出合と発見をしてほしいものだ。

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下北地域県民局地域農林水産部の担当者から地球温暖化による海への影響について話を聞いてから、早速の宝さがし体験です。

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ハゼの仲間で吸盤あり(他、ギンポ)

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甲羅の色が環境によって異なるイソカニ

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子持ちのザコエビ(他にスジエビ)~月夜に干潮の浜辺でタモを使い砂の中を探した記憶が

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他に、ナマコ・貝類(イシダタミ・クボガイ他)。見て触れて遊びながらの体験が水に親しむ機会になってくれれば。命あるうちに有難うの言葉をかけて棲みかにお返しです。

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さて、次はどんな出合が待ち受けているのかな。

 

 

縄文遺跡が発掘された涌舘・二枚橋周辺(現在は野球場、陸上競技場)を歩く度に脳裏を横切るのが、遺跡の現場保存と管理に復元、そして茶水川に沿っての癒し道の整備などなど、何よりも大畑人の生き様と心を引き継ぐ想いがなかったのだろうか。

現在の施設が完成する前の、あの森・あの道、あの汗の臭いを感じられる空間が消滅したことの寂しさ、今、参加者は悠久の時の流れを歩いて聞き、歩いて想像しながら今後の礎になろう歴史・文化の地域財産を「自分らしく」消化しながら心の片隅に貯めこんでほしいものだ。

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1967年に創業した桑田林業の造林苗畑では森・川・海の循環に貢献する一途な思いに触れながら進めば、旧道と佐藤ケ平林道交差点で3箇所目の地蔵堂に合掌。

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佐藤ケ平林道は湯坂下を基点に奥薬研の県道284号線(カッパの湯)につながる延長25,7kmの林道で、中途には薬研野営場につながる薬研林道(延長6,0km)と風間浦村役場につながる易国間林道(延長11,2km)がある。

地蔵堂周辺は昭和27年以降の農地開拓により自給用として畑が耕作される中で、りんご栽培も行われていた。遊びであったあの森、あの道を通って頂いたリンゴ、美味かったな。

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春の気配を感じながら歩く林道は残雪で歩行困難、引き返して旧道を下り湯坂下の住宅地に、広がる農地は昭和33年以降、土地改良事業により開田したものの、度重なる冠水・生活様式変化・高齢化などにより耕作放棄地となっている。近くには氾濫を繰り返しながらも栄養分を運んだ旧大畑川河川、今、ここの主は鯉・フナにうなぎかな?。

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帰りは楽な国道を選ばず今きた旧道を歩いて自宅に。何か感じることがあったのでは。

 

 

 

 

 

 

理起の成長「10」

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4月3日で1歳と7ヶ月になった孫の理起。一ヶ月ぶりの再会でアパートのドアを開ければ出迎えてくれ、座る場所は「ここ・ここ」と案内してくれる。嬉しいね。

お絵かきはクレヨンで点から線へとなぐり描き・ぐるぐる描き・・・・・・・大人の物差しを持ち込んではいけない世界が理起に広がりつつあるようです。

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好奇心の固まりのように動き回りながらも、親はもちろん私たちの言動を観察していることに驚きです。好奇心は時には小さな痛みを重ねるかも知れないが、痛みを回避する能力は言葉では教えられず、自らが感じて学ぶ以外になく、それでも好奇心が前に踏み出したら「じっと待ち」ながら見守られるかが問われるようだ。

身を守りながら「理起らしい創造力」で挑戦するためには、痛みを伴うこともある体験・経験を数多く重ねてほしいものだ。理起の応援団

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一般食もOKで食欲旺盛、食べ終われば別の世界を見たくて見たくて足が止まらない

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近々の再会が楽しみです。

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自然災害防止対策としての河川改修は水の流れだけを考えての工事、川底はイワナの棲みかを奪い見えるはナイロン系のゴミ・ゴミ・・・・・・。北通り方面への難所入口であった釣屋浜の旧道、残念ながら整備はされていないもののエビネが一際その存在を見せ付けています。

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二枚橋バイパス2号橋の橋桁、近々の完成を目指しての工事が進むようでハーモニー橋そして?橋が、今後は風景名所として旅人や交流等に花を添える場所になってほしいものだが、名所あれど癒す花は無し。

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整備された二枚橋バイパス駐車場からの不法投棄、テレビが一台・二台・・・・に一般ゴミなどの負の財産、目で確かめことでその現状を知り自然環境への配慮・生物多様性・・・そして自らの行動と意識について考える機会に。

旧大間鉄道第2トンネルの明かりとり(メガネ)の真上の旧道を歩いています。国道279号と戦前から乗り合いバスが走った古道へと進路を変えて進めば、茶屋があったという場所で休憩です。

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木野部峠は人里離れた険しい難所ゆえキツネの昔話あり、私たち幼少の頃は納屋に入った子キツネを追いかけたり、閉じ込めたりして遊べば、夜半に親キツネ泣きながら探す声に驚いたものだ。

古道を下ればこの界隈を縄張りとするカモシカの足跡が方々に、食い物があるのかな?。湯坂から釣屋浜間の旧道に3箇所ある地蔵堂のうち大畑道に続いて2箇所目です。少雪でよかったねの一声。

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左右衛門沢にある小さな滝、今年はここでイワナ釣りを楽しんで見るか。数年ぶりで竿を持つ。

国道279号と古道の接点です。気候の条件がよければ秋の紅葉は見ごたえのある場所です。最後は左右衛門沢滝をバックにして地域資源巡りを終了です。

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歩いては休み、又、歩いて休みながら歴史・文化を創り上げてきた先人達、豊かさが当たり前のこの小さな参加者に、歩くことから何を伝えられるか。

 

 

 

 

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