ジオパーク学習の一環として大畑小学校6年生(47人)が、赤い巨岩・奇岩がそそり立つ釣屋浜海岸で清掃活動を実施した(協力会員3人)。地質や地形などの地域資源を保全し、教育や観光にも活用していくことについては机上で学んだ上で、ジオサイト「赤岩」を取り巻く自然景観・生活の糧・砂鉄産業などについて耳を傾けたあと心地よい汗を流した。
流した汗の結果は可燃ごみ34袋・不燃ごみ5袋・その他ごみを回収できたが、プラスチック及びナイロン系統のごみが多いことに気付いてくれたかな。
海洋・道路・河川・森林に不法投棄されたゴミは日本だけでなく近隣の諸外国からも漂流し漂着する。「海岸清掃は実施したくない」のが本音で、一人一人が「資源の大切さ」・「もったいない」・「生かされている」などの意識の変化が必要不可欠、そして海洋を漂う「マイクロプラスチック」:「マイクロビーズ」の存在が生態系や地球環境に及ぼす悪影響を学んでほしい。
汚された海で収穫された資源が生で、また生産加工された後に販売され各家庭の食卓に並ぶことに対する不安を払拭できない現実がある切実な思いを継続的に実践しながら情報発信したいものだ。
海が海岸がきれいで・白砂が輝き・砂鉄で体を温め・海鳥が魚を追い・潮騒がささやき・磯の香りが風で運ばれる海中と水辺の空間が長く保全されていくことを願いたい。
学習しながらも遊び・遊びながらも学習する、この逞しい創造力と好奇心を併せ持つ児童達。汗を流した活動・砂浜を歩いた感触などなど・・・・が心の片隅にでも残って自分達の「ふるさと」を語ってほしいものだ。有難う御座いました。機会があったら遊びに来て下さい。
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