2015年2月アーカイブ

二枚橋地域内の現状は生活基盤の確保と少子高齢化などにより、空家が増え続け一人世帯・老老での生活環境の波が大きなウネリとなって押し寄せています。

昭和10年代に、恐慌と凶作の影響を受け各ムラが多額の負債を抱えて欠食児童・婦女子の身売りに苦しんだ時期に、村の再生を目指す自力更生運動を反映して地域現状の把握とその活性化のために作成した郷土誌。(大間町・佐井村)

終戦後の昭和24年には経験しての歴史教育をもって「未来の生き方の構想」を模索させようとした、むつ市大畑町「木野部郷土誌」。

この、3箇所での作成における共通点は、故郷への愛着と発展を望むがゆえの焦燥感が内在させていた当時の状況をうかがうことができる。

東京発の経済・人口減少・格差等などの政策による恩恵は、感じるには程遠い厳しい風が吹いているなかで、ふるさとを愛し、ふるさとを支え続けた先輩諸氏の訃報を聞く度に心を病んでいます。

山積する地域諸課題へ取組む門前まで誘導しても手応えの無い現状、解決されることなく次世代へ引渡されるこの悪循環と痛みが日毎に大きくなっていくのは自身だけだろうか。

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ふるさとで必死の思いで長年積み上げてきた心の財産が、次世代への指針と教訓になることなく風化されつつある中で、時間との闘いとなるが、多方面にわたるチャンネルに耳を傾け、活字と映像で記録保存する体制づくりが急務です。

歴史・文化には、人それぞれの生き様が凝縮され、子々孫々まで語り継がれる羅針盤なのでは。

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普段、何気なく見ている里山・川・海にはそれぞれ他のどことも違う成り立ちがあって、今のような姿になっている。歩いて見て聞いてその成り立ちと仕組みに気付き、生態系や人間生活との関わりを考える場所でもある。

活火山の多い日本、近年は異常気象により頻発する土砂災害、地域や自分の身を守るためにもジオ(地球)を見る目を養っておくのもいいのでは。

下北半島のジオパーク認定は火山地質・特徴的な地形・豊かな森林生態系など価値の高いものがある一方で、これらを保全し活用していくための認識と理解の不足から今回は見送りとなった。

課題は多方面に及ぶが大地だけではなく、そこで暮らす地域住民との関連にも目配りをしながらの周知が必要なのでは、そして風景・食を楽しむだけの通過型観光の一辺倒から学習観光と健康観光をも組み入れてこそ、ふるさとへの想いと愛着を深める取組みになるのでは。

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ふるさとが大好き会の平成27年度事業計画(案)に、下北半島ジオパーク ジオサイトリストに上がっている大畑町砂鉄及び釣屋浜サイトを活用しての事業計画を前向きに検討中である。

 

 

 

 

 

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