年の瀬そして新年を迎えるにあたって、赤いお膳の上に欠かせない料理の一つにアワビがあった。そのアワビの厚さ大きさは今市販されているアワビとは比較にならないこと思えば、亡き父に感謝です
津軽海峡の栄養分が海の畑でコンブ・ワカメなどを育て、それを主食として成長するアワビを人力で舟を漕ぎ限られた自然条件の中で採取する共存のサイクルが確立されていたが、今は・・・・・・・。
先日、漁師からいただいたアワビです。
殻の成長に従って順次形成された穴は、呼吸と吸い込んだ水や排泄物・卵や精子を放出する場所ですが、古いものから塞がって常に一定の範囲の数の穴が開いている(4~5個)。食べ終われば廃棄物として処理されるが内側は真珠層で光り輝いているし、背面にはフジツボや海草などが付着することで身の安全を守る擬態しているため素人には海中での判別が難しい。
背面の付着物を削り落とす作業は鉄ブラシなどで根気と時間が必要ですが、終われば自然が作り出した色模様にはただ驚きですし、捨てられる貝の美しさをもう一度世に送り出したいものです。
「磯の鮑の片思い」~シュウリ貝・ムラサキイガイのように二枚貝でないため、常に相手を思っている状態のことを。地域によっては魔除けや長寿祈願・家庭円満のお守りとして、その生活に密着した役割を果たしている。
海辺のウォーキングは流れ寄るアワビ貝を拾う楽しみもある。今日も出かけます。
コメントする