2016年12月アーカイブ

アワビ貝

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年の瀬そして新年を迎えるにあたって、赤いお膳の上に欠かせない料理の一つにアワビがあった。そのアワビの厚さ大きさは今市販されているアワビとは比較にならないこと思えば、亡き父に感謝です

津軽海峡の栄養分が海の畑でコンブ・ワカメなどを育て、それを主食として成長するアワビを人力で舟を漕ぎ限られた自然条件の中で採取する共存のサイクルが確立されていたが、今は・・・・・・・。

先日、漁師からいただいたアワビです。

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殻の成長に従って順次形成された穴は、呼吸と吸い込んだ水や排泄物・卵や精子を放出する場所ですが、古いものから塞がって常に一定の範囲の数の穴が開いている(4~5個)。食べ終われば廃棄物として処理されるが内側は真珠層で光り輝いているし、背面にはフジツボや海草などが付着することで身の安全を守る擬態しているため素人には海中での判別が難しい。

背面の付着物を削り落とす作業は鉄ブラシなどで根気と時間が必要ですが、終われば自然が作り出した色模様にはただ驚きですし、捨てられる貝の美しさをもう一度世に送り出したいものです。

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「磯の鮑の片思い」~シュウリ貝・ムラサキイガイのように二枚貝でないため、常に相手を思っている状態のことを。地域によっては魔除けや長寿祈願・家庭円満のお守りとして、その生活に密着した役割を果たしている。

海辺のウォーキングは流れ寄るアワビ貝を拾う楽しみもある。今日も出かけます。

 

 

鮭の遡上

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2015年9月25日 国連の持続可能な開発サミットでは30年までに環境破壊を引き起こさずに各国が発展していくことを目指した「持続可能な開発目標」に同意した。17の目標と169のターゲットには「海洋と海洋資源を持続可能な形で利用」・「生物多様性損失を図る」等々の環境破壊を食い止めるための目標も含まれていた。

しかし現実は深刻な干ばつと地球温暖化との関連に密漁、また漁業資源の減少や海洋汚染等で身近な魚まで絶滅危惧種に加えられる深刻な状況が続いている。

世界各国の一人一人が生物の多様性を守り、末永く利用するためにも生かされている地球を思いながら、ライフスタイルの見直しと可能な小さな取組みを継続的に行う意識改革が求められている。

下北半島中心部の「恐山」・「佐藤ケ平」に降り注ぐ雨雪の一部がむつ市大畑町二枚橋の「下狄川」に流れ津軽海峡へと養分が運ばれているが、スルメイカを含めた水産資源の不漁が続き、嘆きの声が方々から聞こえる年の瀬である。

かって、この下狄川に平成8年5月13日・平成9年5月12日にそれぞれ10万匹の鮭の稚魚を放流した。外洋での長旅(4~5年)を終えて故郷の河川を遡上することに大きな期待感があったが、その魚影を見ることは無かった。以後も自分の役割を終えようと下狄川に回帰することは無かったが、昨年の11月後半から12月上旬にかけて目を疑うほどの鮭が遡上したのに驚きと感動があった。

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                                   平成27年12月13日撮影

平成28年も遡上を願いながら毎日のように下狄川に足を運んでいるが気配すらない。この原因は素人の私達では特定はできないものの、取り巻く生活環境と自然環境等の変化がその要因の一つであることは確かなのでは。命を繋ぐ持続可能な循環に負の警笛が鳴らされているような気がする。

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本来は直線的に津軽海峡に流れる下狄川が、毎年のようにこんな蛇行を繰り返している。

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蛇行した河口に疑問を持ち何度も状況報告しているが動く気配すらない。鮭だけではなくアメマスも遡上せず、根が姿を隠せばそこを棲家とする小魚や甲殻類そして海草や藻も消滅し、コクガンなどの鳥類が寄りつかない。この構図こそが私達人間を苦しめることに気付き、意見を発しながら行動しなければ手遅れになる日が近い。

 

 

 

 

 

理起&都起2016-7

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孫が成長する姿を運動会・青森マラソン・誕生会そして先月行われたお遊戯会、それぞれで流した感動の涙を胸に刻みながら嬉しさを隠しきれずにいます。

何よりも嬉しいのは、例えばお遊戯会で自然をテーマとしてカブト虫として踊るのですが、演目が決まった時期は定かではないが「じいちゃん、クワガタ・バッタ・コオロギ・カマキリ・ハチ・クモ・・・・は何を食べて、どこで眠っているの?」こんな会話から鳥は魚はと続く好奇心が学びへの興味を引き出し、しいては自然・食・文化・歴史などへと吸収する輪を広げていくことに繋がるのでは。

幼、少、青で行われる各種の行事と体験の全ては「学びの要素」が限りなく詰まっていることを考えれば、嫌でもやれる環境を整えることが。がんばれ孫達よ。

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                              満1歳(11月21日)の都起です「てんとう虫」

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お遊戯会の翌日は理起と新幹線で三人旅です。今回は新青森駅から七戸十和田駅までで、速い、トンネルだと連発しているうちに到着でしたが、ショッピング・ゲーム・食事を楽しみ、来年は広い広い北海道へと話が弾んだ。家族全員で行きたいね

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                     孫の笑顔がパワーの源です。

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