北海道新幹線開業による波及効果の実感なし・人手不足や介護報酬の引き下げなどでの倒産が倍増・むつ市大畑町薬研地域の旅館、ホテルが相次ぎ閉館・スルメイカの親魚の減少による不漁続きでフイリピン沖へトビイかの試験操業などなどの世相で、青森県内主要企業の景況について調査したところ「回復の兆しは見えない」「下降している」と回答した企業が63%に上がり、1年前よりさらに悪化しているとの調査結果が報道された。
その要因として「個人消費の低迷」を挙げているが、年間の収入金額が200万円前後の若者が多く年功を重ねても収入増が見込めず首都圏への人口流失に歯止めがかからない状況が続いていることに危機感を抱いているとの情報を耳にすることが多くなった。
ゆらぐ生活基盤で晩婚・少子化・介護・年金・医療などへの慢性的な不安を増幅させないような策を早急に講じないと地域崩壊が現実のものになる可能性を秘めている。
同時に住み続けられる地域を住民自らが作り上げようとする意識改革と行動が求められているのも事実である。
苦労はつきものの人生、そしてこの社会環境のなかで何とか人と人との交流の輪を広げながら社会貢献をしたいとの覚悟と想いをもち行動を始めた若者達もいる。急がず一つ一つの小さな積み重ねを大切にしながら頑張ってほしいものだ。
冬空の月光が津軽海峡を照らす
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