里海の環境について様々な形で情報発信されているが、将来展望を不安視する声が後を絶たない。現実に地域管内でも、いかつり漁業船舶が不漁・経費負担増・高齢化・後継者不足等々で廃船への道を選択したとの暗い現実が、しかも加速化傾向の現実が待っているとか。
沿岸漁業者も同様で、自宅前に広がる津軽海峡でタコ・ウニ漁で我先にと場所取りをしていた数年前と比較しても激減している、経営者は支えた雇用者の人々の生活は今。
誰もが里海の環境がおかしいと思いながらも、その根底に人間活動が大きく関わっていることに気付きつつある中で、一人一人の自然環境に対する小さな積み重ねの行動が問われているのでは。
終戦後の食料難でも里海の豊富な資源は命を支えてきたが、高度経済成長の影響で生活様式・交流・文化そして食環境等々まで変化して今日に至っているが、苦しくても先を見据えて頑張れる時間を取り戻すことが出来ないのか。里海が気になって見る・歩く・聞く・話すの日課
潮間帯下部から漸深帯下部に生育し、藻体は膜質・基部は細くて硬く、先は叉状、3叉状に分かれて広がり、不規則な卵形・楕円形で、その形から地域では「耳」とも呼ばれ、イチョウの葉に似ていることから「銀杏」の字をあてている「アカバギンナンソウ」です。葉長は5cmから30cm、成熟期は初夏で、葉面に生殖器官の黒い斑点ができ、7月以降は枯死する。
成分はタウリンを多く含み,遊離アミノ酸中27~48%を占め、次いでグルタミン酸、シトルリン、アラニンがあり、無機質ではNa,k,Mg,Caに富む優秀な機能性食品と言える。
今、雑草扱いされている現状の中で、関係機関の協力を得て資源の確認をし、潮と波と天候と、体調の状況を確認しながら磯場での採取に足を運んでいます。
食用としてのアカバギンナンソウは次回に。
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