2020年9月アーカイブ

二枚橋海岸の石と岩

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二枚橋海岸を歩けば様々な石と岩に出合えて、波を切り裂いたり・海面のピョンピョン飛び・スローイング・バッテング練習等々の遊んだ風景は今は見る影もなくなった。

かって、石で敷き詰められたジュウタンは歩くことさえ容易でなかったが、健康増進を兼ねて歩きながら石拾いを楽しみ、干潮になれば小魚・甲殻類・海草採りで家計の助けとしたものだが、遠い昔のこと

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閃緑岩(せんりょくいわ)は前期白亜紀(約1億2000万年)の頃、海洋プレートの沈み込みに伴って火山活動も活発になり、圧力を受けた海底下の堆積岩にできた割れ目に沿ってマグマが貫入し冷え固まった深成岩一種で、東通村尻屋崎の先端や佐井村の福浦漁港北岸などで見られ、白と黒っぽい粒が多いため当二枚橋地域では通称「ごま石」と呼び、軒下や庭に並べその色合いを楽しんでいる。

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これも二枚橋海岸で拾った錦石の原石、瑪瑙(めのう)あるいは玉随に分類されるとか、二分割して調査中です。

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120万年前から50万年前まで活動した本州最北の弟四紀火山「燧岳」の火山活動が赤色の奇岩や巨岩を作り木野部峠を形成している。

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漁師に崇拝されている「赤岩大明神」と称する奇岩

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巨岩の中を昭和18年12月に第二次世界大戦で労働力不足と資材不足等で工事が中止となった、旧大間鉄道第二トンネルの入口。

「縄文遺物との対話」展と下北ジオパーク出前講座で命を繋いでいる関連を学ぶ機会ができた二日間であった。

 

 

新型コロナウイルス対策に加え、暴風雨の中での催しでした発掘調査経験者や世界遺産登録への想いのある方々が多数足を運んでくれ盛況の中で終えたこと有難く感謝申し上げたい。又、最大限のご協力を頂いた青森県埋蔵文化財調査センターとむつ市下北自然の家及びむつ市・大畑町観光協会・ふるさとが大好き会のスタッフ一同に衷心よりお礼を申し上げます。

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さて、来場者の皆様は縄文から弥生へと移る時代の中で、津軽海峡を挟んだ北海道と下北の往来での遺物等々とどんな対話をしたのか非常に興味津々です

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今回の催しを機会に、当会の女性部の面々が三内丸山遺跡に足を運んでさらに情報発信するための多くの感動を体験することになり、この機会が会員のみならず地域の人々の地元への愛着や自然に生かされている生き様・遺物への興味関心を持つきっかけになってくれればいいのだが。

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赤川遺跡周辺ウォークは暴風雨のため中止としたが、遺跡に関すること・ジオパーク出前講座・ウォーク場所等の説明をしたうえで、対話展を見ていただいたが、「歩きたかった」連発の声に申し訳なく残念でならなかった。でも、こりずに何度でも会員と協議して当会が目指す自然と歴史結びつけながら気薄になりがちな人と人の「絆」を取り戻したいものです。

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