2019年10月アーカイブ

嘆きの津軽海峡

| コメント(0) | トラックバック(0)

地域の大切な風物であった漁火、かって夕日が沈む前に港から連なるように一斉にエンジン音を響かせ漁場へ向かい、夕闇の彼方に市街地を思わせる灯火が揺らぎ朝日が昇る時間帯に帰港し市場が賑い、各家庭の朝食に「いか刺し」が定番であったが今、小売店頭では一匹300円、これでは口に入らないのが現実。

八戸沖では海水温が下がらず「さば」の漁期が単に遅れているのか、それとも魚がいないのか?、操業者・市場・工場・鮮魚店等々の嘆きが聞こえるが、回復するのだろうか

津軽海峡からめっきり数が減った漁船と磯舟、砂の大幅な移動により「こんぶ漁」で天日干しする光景が極端に減り、少々採れても幅広で厚い身の昆布がないし、健康志向で需要の高い「がごめこんぶ」まったく皆無の状況です。

海の恵みを糧として生きる人々、その裏側に自然環境に気遣いをしない人、どれも人間。命を守り繋げることに真摯に向き合うねば。

   CIMG0908_500.jpg

おもむきのある大岩「冠岩」探訪を10月6日に、ふるさとが大好き会で実施(昨年は台風で中止)

旅館・ホテルが相次いで閉鎖していく薬研温泉郷への県道を健康ウォークを兼ねての探訪、大畑発祥の地とも言われる「深山」から、1654年津軽海峡沿いの海岸から堀り運んだ砂鉄を精錬した高橋川(通称:カナ山)からアイヌ語から発した小目名の山に約1kmのトンネルを掘り、大畑川から引水して大畑・正津川地区の304,9haの土地改良区域に配給した施設を、しかし現在の耕作面積は何と3,1ha,小目名集落の右岸にある赤坂地区から奥薬研までの9,3kmに及ぶ東北自然歩道を歩くが、始点から2km付近で斜面の崩落があり通行不能で修復への希望無し等々の説明をしながら「冠岩」に到着です。

新緑・つつじ、紅葉・運が良ければ大畑川支流の小目名沢を遡上する鮭も見られる場所、心地よい汗と漂う彩りの空気と神秘さに和む各々。会員の一人が日頃鍛錬している、自分の身を守ることを目的とした杖道(武士道)の実演をして見せてから帰路に。

   CIMG0922_500.jpg

   CIMG0923_500.jpg

   CIMG0924_500.jpg

汗を流し、見知らぬ人との何気ない世間話での交流後に自然の家での昼食とコーヒーは格別。

見たい・知りたい・学びたい・歩きたい等々・・・こんな小さい活動でもこれからも続けたいものだ。

 

 

 

 

 

 

命を守る備えを

| コメント(0) | トラックバック(0)

10月12日から13日にかけて東日本を縦断した台風19号による大雨で、河川氾濫による大規模な洪水に加え土砂災害により地域住民の生活に甚大な爪痕と被害をもたらしている。

記録的な降雨の要因は日本近海の海水温の上昇とみられ、地球温暖化が大きく関わっているのではと懸念するが、小泉環境大臣は日本の世界の行く先を見据えてどんな具体的な方向性と取組みをするのか見守りたいものだ。

年末を控えての今、家族を失い住宅を追われる方々へはお悔やみと復旧復興を願うしかないが、当地域は雨・風の影響は少なかったが、異常気象がもたらす最近の自然災害の激甚化について、地域弱点の再確認と周知徹底や事前の防災意識・避難誘導等々について本気で行動を起こす時なのに、地域は?

13日の午後、下狄川の状況を再確認に

   CIMG0937_500.jpg

   CIMG0936_500.jpg

水量は減ったものの魚道への流入が流木等で詰まり機能を果たせていない状況~解消

   CIMG0938_500.jpg

   CIMG0939_500.jpg

流木等を取り除いた後に下狄川から魚道への入口付近で、砂防ダムに向かっての急流を飛び越えようとジャンプする「アメマス」に出合、繰り返す光景にしばし魅了され、飛び越えた瞬間は拍手です。

 

 

月別 アーカイブ

最近のコメント

2019年11月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30