13年前の強烈なイメージが脳裏に焼き付いている津軽海峡を、瞬きもせず見つめている午後2時46分。その時間は海岸ウォーク中で娘の「津波が来るぞ」との大声が聞こえ、一目散に家に戻りしばし静観していたら、引いては押し寄せの繰り返しが始まった。
特に、川に入り込んだ海水が真水と共に津軽海峡に押し戻す光景は驚きそのものだった。過去に幼少期にチリ地震を目の当たりにしているが、比較にならない程の東日本大震災での津波。
島国の日本は避けて通れない自然災害が元旦早々からの能登半島地震、被災で多くの人々の人生が変わり、生業を求めて故郷を離れる人、地域再生に日夜懸命に動き回りどう生活を立て直すか苦慮している人、夢や希望が断たれるのでは心配する人などが先行きの心配等々、だから簡単に応援とか頑張れと言えない自分。
遠くで気づかいも手助けも出来ない私たちは甚大な被害を被った事実から目を逸らすことなく、教訓から防災力を学び風化させることなく、懸命に生きる皆さんの心の声に耳を傾けることを忘れてはならないのでは。
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