暑い暑いの連続から短期間の紅葉そして11月7日の立冬での霰、白鳥v字変体飛行にコクガンの飛来と続々と冬の使者が訪れ始め、朝夕は寒く水と氷で足元要注意に電気量超過と心配な季節へと移行しているこの頃です。
異常な気象環境に加えて野生動物の獣害が大きな問題となっている。人間を襲ったり田畑を荒らし被害は様々で、その背景の要因としてあげられるのが地域の過疎化と高齢化なのでは。
野生動物と棲み分けがあった里山だったが、国の政策により針葉樹が広範囲に植林され、減反対策としての転作奨励金で「栗の木」が至る所に、田を耕作する人はほんの一握りの当管内、だからといって不耕田の草刈りをする人もなく荒れ放題、昨年まで年に3回ほど草刈りをしていたが、今年は親子熊と遭遇しての退散、背丈ほどに伸びているだろう外来種のオオハンゴンソウ、さて、来年からの管理に頭を抱えています。
行政は栗の木等の伐採に補助金を出しての対策をするようだが、限られた少々の予算で何ができる。個体数の把握、捕獲、管理等々の対策を実行するための人員確保が課題なのでは。
山の静けさを感じながら吸える心地よい空気と、ひっそりと健気に咲く山野草との出会いが無くなることが寂しくて残念です。
熊も生きていくために食べたい、そして静かに冬眠したいと願っているのに、変わりゆく自然と社会環境を作り出しているのは私たち人間にも責任があるのでは。

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